少し広く感じる空間が
少し空に近づく場所が
静かな時間と髪を揺らす微風をくれる。
それだけで、穴の開いた心を埋めてくれそうだった。
見下ろした世界は
いつもより小さく見えて
何も怖いものは無いと思わせてくれるだろうか。
泣いて我儘や弱音を吐いても
誰も困らない
受け止めてくれるような気もした。
ねぇ
自分よりも高いそこから
地上へ降りたら
ゆっくり眠れるかな?
でも
扉は鍵をかけられて
僕はそこへ行く事は出来ない…。
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